客車が青色の「ブルートレイン」として親しまれてきた寝台特急「日本海」(大阪―青森)が、JRの来春のダイヤ改正を機に廃止されることが決まった。 利用客減少や車体の老朽化が理由で、旧国鉄時代から続く関西発着のブルートレインは全て姿を消す。 1968年10月に運行が開始され、88年の青函トンネル開業後は一時、北海道・函館を発着するなど、観光客やビジネス客の人気を集めた。現在は1日1往復しているが、片道約15時間かかることから、新幹線や空路の発達で利用客が減少していた。 ブルートレインは、2009年に東京駅発着の「はやぶさ」「富士」が相次いで廃止され、「日本海」のほか現在は、上野駅発着の「あけぼの」「北斗星」が残るだけ。
十和田観光電鉄(本社・青森県十和田市)の鉄道事業の存廃問題で、財政支援を求められている青森県内の沿線3市町は3日、同社の白石鉄右エ門社長と会談し、約5億2000万円の支援要請には応じない考えを伝えた。 これを受け、同社は週内にも存廃の最終判断を下す見通しだが、存続の条件に掲げてきた支援が絶望となり、廃線は必至の情勢だ。 会談は十和田市役所で行われ、沿線3市町から小山田久・十和田市長、大塚和則・三沢副市長、吉田豊・六戸町長が出席。同社が求める財政支援について、3市町が拒否する考えで一致したことを正式に回答した。 具体的には、支援要請額約5億2000万円のうち、安全対策の設備投資については従来の自治体負担分にあたる約1億円を引き続き支援。しかし、立ち退きに伴う十和田市駅の建て替え費など、会社が負担すべき費用や補助対象外の事業にまで踏み込んだ約4億2000万円の肩代わりには応じない意向を示した。
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