夏に読みたい時間モノ 2005年刊行作品。第37回星雲賞日本長編の部の受賞作である。作者の新城(しんじょう)カズマは1991年から富士見ファンタジア文庫で上梓された『蓬莱学園』シリーズがデビュー作(懐かしい)。 本作は、タイトルの通り「夏」に読んでおきたい一作。表紙イラストの鶴田謙二が雰囲気出ていて素晴らしい。 なお、タイトルは「サマータイムトラベラー」ではなくて「サマー/タイム/トラベラー」が正しい表記である。 おススメ度、こんな方におススメ! おすすめ度:★★★★(最大★5つ) 表紙絵が気になる。タイトルを見てピンと来た方。時間モノのエスエフ作品が好きな方、夏+地方都市+青春小説、この組み合わせに無性に惹かれる方、ちょっとしんみりしてみたい方におススメ! あらすじ あの夏の日。悠有は確かに時間を跳んだ。それは偶然なのかそれとも必然だったのか。かくして「時空間跳躍少女開発プロジェクト」は