前記事のサラウンド製作のために、大学のProToolsに入れてもらった「Mix 51」というプラグインで作業をしています。 左上にある照準器みたいなものを各パートごとに設定して、ストリングスは左右、ベースは真ん中、SEは後ろ…などというようにサラウンド・パンニングを施すわけですが…。 僕は最初、オーケストラ音源の音をサラウンドで配置して生のホールのような音響が再現できないかというアプローチで臨みました。しかし良く考えてみたら、普段ホールで聴くオーケストラの演奏というのは基本的に前からしか音がしないわけで、サラウンドよりも普通にステレオで作ってしまう方がよほど「らしく」聴こえるのです。試行錯誤によっては何か効果が出るかもしれませんが、先生から疑問符を投げかけられたこともあって、サラウンド音楽の特性を活かしているとは到底言えないと思うに至りました。 結局、楽器編成を一から構築し直すことにしまし