『AKIRA』(アキラ)は、大友克洋による日本の漫画。1982年から1990年にかけて講談社の漫画雑誌『週刊ヤングマガジン』にて連載され[注 1]、1988年には大友自身が監督してアニメ映画化された[1]。 第三次世界大戦後の日本を舞台に、超能力者を巡って軍と反政府勢力、そして不良少年たちが巻き起こす騒乱とその後の崩壊した世界を描いたSF漫画[2]。可視化できない超能力を絵で表現し、近未来の退廃と崩壊を描いたSF作品として高い評価を獲得した[3]。その反響は海外にもおよび、世界中に熱狂的なファンを持つようになった[4]。 日本漫画史の中で欠かすことのできない1980年代を代表する漫画とされ、SFのジャンルだけでなく、漫画の分野全体に影響を及ぼした[5][6]。1988年に大友自身の手により劇場アニメが制作されると、アニメ業界にも大きなインパクトを与えた[6]。また漫画やアニメだけでなく、ア