特集1 文字とデザイン、その自由な関係性 タイポグラフィの現在 「キルラキル」のテロップ演出、 初期プランニングから製作過程までを追う 「キルラキル」を象徴するものの一つが、特徴的なテロップなのは間違いない。 これは「ラグランパンチ UB」(フォントワークス)という非常に個性的なフォントをベースに作られたものだ。 フォントの提案から加工、アニメーション内でのフィニッシュまで、そのメイキングに迫る。 キルラキルを特徴付ける、あの独特のフォントによるテロップ。これはキルラキルのタイトルロゴをデザインした市古斉史が設計したものだ。「設計」というのは、フォント選び、文字詰めのイメージ、エッジの荒らし処理の基準などを決め、アニメ制作の内製スタッフが同じようにテロップを作成できるようにすることを指す。タイトルロゴはゼロから作り起こしたが、大量に出てくるテロップはフォントを加工することに。まず作品ロゴと