チャートジャンク(chartjunk)とは、図表が情報を伝えるうえで不必要な視覚的要素、あるいは情報を読み取るうえで邪魔になる視覚的要素のことを言う。"chart"は図表、"junk"はガラクタ、くず物という意味で、わたしは「図ゴミ」と訳している。元々はアメリカの情報デザインの大先生、エドワード・タフティが提唱した概念で、彼の情報デザインに対する実質的な考え方がよく表れていると思う。見やすい図表を作るうえで参考になる視点でもある。見ている図表がわかりにくいとしたら、それはチャートジャンクのせいかもしれない。 日本の名目GDPと実質GDPについてのこういう折れ線グラフを例にして説明しよう。 典型的なチャートジャンク=図ゴミは、データと実質的に関係のないイラストを入れることだ。 たとえば、このイラストは、データの内容についてほとんど何も伝えていない。伝えているとしたら、せいぜいGDPが上がった
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