古いが未だに使われ続けるCOM (Component Object Model)ですが、今の最新の環境(Visual Studio 2008)で開発しようとすると、世の中にある情報が古く結構混乱します。また、COMの作成の仕方としてもATLを使う方法とMFCを使う方法、さらにDLL形式とEXE形式がありますが、これもさらに混乱する原因になっています。 ですので、ここでは、ATLやMFCを使わずに、Visual Studio 2008上でDLL形式のCOMを作成する方法について説明します。 もし、以前にCORBA、EJB、RMIやWebサービス等を開発したことがあるのなら、COMの構造はそれほど難しくありません。 まず、COM IDLですが、COMのインターフェイスを定義するテキストファイル(拡張子.idl)です。CORBAですと同じようにIDLがあります。EJBやRMIの場合、リモートイン