マンガの描き方についての本はいっぱいありますが、多くは「絵」について書かれたものです。じゃあお話のほうはどう作ればいいんだ、演出はどうすればいいんだ、といってもこれが難しいところ。創作系の専門学校や大学に行かず、あるいは師匠にもつかずに独学するには、今回出版されたこの本こそベストの教科書でしょう。 ●山本おさむ『マンガの創り方 誰も教えなかったプロのストーリーづくり』(2008年双葉社、3800円+税、amazon、bk1) 著者はもちろん『遙かなる甲子園』などで有名な現役マンガ家。本書が想定する読者は、新人賞で大賞や佳作を取り、担当編集者がついて、さあネームを見せて、と言われるデビュー前後のひとたちです。 ところがここでたいていのひとがつまづくそうです。ネームを練るという行為が、どういうことかよくわからない。 しかも、そのネームを見せる編集者はプロの読者ではあっても、 打ち合わせのとき、
![マンガ創作の教科書『マンガの創り方』 - 漫棚通信ブログ版](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/8b06ec851f876389863f385c6d05983860ac94d1/height=288;version=1;width=512/http%3A%2F%2Fmandanatsusin.cocolog-nifty.com%2F.shared-cocolog%2Fnifty_managed%2Fimages%2Fweb%2Fogp%2Fdefault.png)