ブンデスリーガ2連覇、昨シーズンはドイツカップとの2冠を果たしたドルトムントで欠かせない存在だった香川真司はマンチェスター・ユナイテッドへと移籍していった。すでにメンヘングラッドバッハから昨季のMVPであるドイツ代表マルコ・ロイスを獲得していたドルトムントは香川離脱の後、選手をさらに補強することなく、香川の定位置だったトップ下のポジションにロイスをはめ込む形で今シーズンに臨むことになった。 ロイスだけではなく、ドイツの至宝と呼ばれるマリオ・ゲッツェもいる。彼らのコンビが有機的にかみ合えば、とドルトムントファンの期待も大きかった。ほかのメンバーを見渡しても将来性の高い若手から中堅・ベテランと今シーズンもタイトルを狙えるバランスのとれた陣容はそろっている。事実UEFAチャンピオンズリーグ(CL)のグループリーグではレアル・マドリー、マンチェスター・シティ、アヤックスとの「死の組」に属しながら