枝野幸男官房長官は14日午後の記者会見で、菅直人首相が2度目の東日本大震災の被災地視察を希望したものの、受け入れ態勢が整わず断念したことを明らかにした。 枝野氏は「首相には現地の状況を直接把握したいという強い要望があったが、現地と調整したところ、救援活動の状況から受け入れが困難な状況だった」と述べた。その上で「現地から官邸に上がる情報で当面努力する」と述べた。 首相は地震発生翌日の12日午前、陸上自衛隊のヘリコプターで現地を上空から視察。東電福島第一原発も訪れたが、現場の作業を遅らせる一因になったとの批判が出ている。 【関連記事】 温首相、日本支援継続を約束 全人代閉幕 枝野氏「放射性物質大量飛散の可能性低い」 首相「憂慮すべき状況続く。被害軽減に全力」 救援物資に予備費302億円充当 今後増額も 「蓮舫氏逃げている」政府対応に批判噴出 中東の激動に役割果たすシリコンバレ