菅直人首相は15日午前、東京・内幸町の東京電力本社を訪ね、福島第1原発の爆発事故の連絡が遅れたことについて「一体どうなっているんだ」と強く批判した。自身を本部長として設置した政府と東電との統合本部であいさつした。 首相は「テレビで爆発が放映されているのに、首相官邸には1時間くらい連絡がなかった」と東電の対応に苦言を示した。さらに「撤退などあり得ない。覚悟を決めてほしい。撤退したときには東電は100%つぶれる」と厳命した。 【関連記事】 ・福島2号機で爆発音、水素爆発か 午前6時過ぎ ・茨城県内、最大で通常の100倍放射線量 ・福島2号機爆発、放射線外部漏れだしの可能性 ・「4号機の建屋が破損 3号機から蒸気」東電が明かす ・人気の日本食品を“厳戒”香港など放射能汚染恐れ…