電力不足に伴い「節電」が叫ばれるなかで、「ガス」を使った家庭用燃料電池型コージェネレーション(熱電併給)システム「エネファーム」への注目度が増している。 エネファームは水素と酸素(空気)の化学反応で電気をつくる仕組みで、家庭で使う照明や家電製品の電気と、キッチンや風呂などで使うお湯をつくり出すシステム。家庭でできるCO2削減策としても注目されている。矢野経済研究所の家庭用エネルギー機器市場に関する調査によると、2011年の市場規模は1万台と予測している。 市場規模は11年に1万台 エネファームが好調な背景には、住宅販売メーカーが「節電」住宅の販売に力を入れていることがある。エネファームの導入が、新築住宅の購入やリフォームを検討している人を中心に進んでいることもあるが、最近はこれも東日本大震災後に注目が高まっている太陽光発電との「W(ダブル)発電」が格好のPR材料になっている。 太陽光発電に
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