民主党大会に出席後、記者団の質問に答える小沢一郎・民主党幹事長=16日午後、東京・日比谷公会堂(渡守麻衣撮影) 「おはようございます」 午前8時、東京都世田谷区深沢にある自宅のリビングルームに姿を現した民主党幹事長、小沢一郎(67)に秘書と書生がうやうやしく近付いていく。 朝風呂を浴びた小沢が湯上がりの血色肌をあらわにしたまま椅子(いす)に腰掛けると、3人ほどの書生や秘書が取り囲み、手に持ったうちわで一斉にあおぎだす。専用のうちわまで用意されており、秘書たちは毎朝、うちわで“師をあおぐ”のが日課なのだという。 その中に、当時私設秘書で、逮捕された民主党衆院議員、石川知裕(36)の姿もあった。 「先生はのどが弱いからクーラーが嫌い。だから汗が引くまでうちわであおいでいた。まるで王様だ」 数年前まで小沢に仕えていた元秘書の一人はこう振り返り、「政治を学んだことは一度もなく、ただ召使いみたいなも