「押し入れに、ドラえもんがいると信じていた。4次元ポケットで何とか(再生)してくれると思った」 平成19年6月27日、光市母子殺害事件の差し戻し控訴審。本村弥生=当時(23)=と、生後11カ月だった長女の夕夏(ゆうか)を殺害した罪に問われた大月(旧姓・福田)孝行(30)は、夕夏の遺体を天袋に押し込んだ理由を、そう言い放った。 事件から8年が経過し、26歳となっていた大月が初めて明らかにした“真実”に、傍聴人は唖然とし、弥生の母はうなだれた。 予兆はあった。《無期はほぼキマリで、7年そこそこで地上にひょっこり芽を出す》《犬がある日かわいい犬と出合った。そのままやっちゃった。これは罪でしょうか》…。12年9月に始まった最初の控訴審で、検察は大月が知人にあてた手紙の内容を明らかにした。しかし「ドラえもん」の衝撃はそれを上回った。 弁護団は19年5月の差し戻し控訴審の初公判で、弥生への乱暴を「死者
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