リニア中央新幹線で、JR東海が、府などが求めている「京都駅ルート」に対して改めて否定的な考えを示したことについて、山田啓二知事は12日に開かれた定例会見で、「日本全体の成長や発展の原動力になるもの。JR東海には国としてなにがいいのかを考えてもらいたい」と述べた。 JR東海の山田佳臣社長は10日、大阪市で開かれた定例会見で、「国が定めた整備計画に基づいて建設を進める」と述べ、京都駅ルートに対して改めて否定的な考えを示していた。 山田知事は「そういうものだ。いきなり京都駅ルートを考えるといわれてもこちらがびっくりする」と感想を述べた上で、「鉄道は、日本全体の国家にとっての成長や発展の原動力になるもの。一企業の採算の問題なのかと国に提起した上で、次の作戦を考える」と述べた。