JR北海道が廃止とバス転換の方針を示しているJR根室線の富良野―幾寅間で2日、国鉄時代に製造された気動車を臨時列車として走らせるイベントが開かれた。企画した地元住民の団体「富良野鉄道未来の会」で事務局を務める松原良成さん(52)は「廃線ありきではなく、住民が鉄道の活用法を考えるきっかけになれば」と願った。 イベントには神奈川県や愛知県などから駆け付けた鉄道ファンら約80人が参加。国鉄時代を再現して赤とベージュに塗装された2両編成のキハ40に乗り込み、午前9時ごろに富良野駅を出発。2016年の台風被害の影響で不通が続く東鹿越―幾寅間は観光バスで往復し、午後3時半ごろに富良野駅に戻った。
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