2006年6月9日のブックマーク (5件)

  • 【埋】車輪を3回発明したら何が残る? - 成果物と思考プロセスの関係 -

    情報の整備が進んで、素人がセミプロになるまでの道のりは、すっかり舗装され 高速道路 のようになっている。そういう道が用意されている世界では 「それなり」まで辿り着くのは凄く簡単だ。ITの世界がまさにそうである。 しかし高速道路を走りきったところに、「プロの大渋滞」 がある・・・・。 そんなお話が各所で話題になっています。今日は、そんなお話です。 きっかけは、現「はてな」CTOの伊藤直也さんが書かれたこの記事から。 ■[梅田望夫・英語で読むITトレンド] 伊藤直也さんゲストブログ「インターネット時代のエンジニアの価値」 http://blog.japan.cnet.com/umeda/archives/001893.html プロになるための高速道路が整備されたということは何を意味するでしょうか。それは、エンジニアの相対価値の低下を意味します。これまでその道のプロだとして希少性をもって価値を

    【埋】車輪を3回発明したら何が残る? - 成果物と思考プロセスの関係 -
  • ITにはもはや戦略的価値はないのか

    このところIT分野のモノ、サービスの価格低下が著しい。システムインテグレーション(以後、SI)もまた例外ではなく、この傾向は強まっている。SIベンダーが低価格で受託したもののプロジェクトが失敗に終わり、いわゆる「赤字プロジェクト」となる事例が増えていることは、決算発表からもみてとれる。また、昨今の動向をみている限りでは、ITに戦略的な価値が見出せなくなってきているユーザー企業が増えてきていることは間違いないようである。 こうした現状をみて思い出すのは、『ダイヤモンド・ハーバード・ビジネス・レビュー』誌2004年3 月号に掲載されたニコラスG. カー氏の論文「もはやITに戦略的価値はない(原題:IT doesn't matter)」である。この論文は大きな波紋を投げかけ、賛否両論、激しい議論が交わされることとなった。 もはやITには戦略的価値がないとする見解の主たる論拠は、ITがコモディティ

    ITにはもはや戦略的価値はないのか
  • コモディティ化とは戦えない

    コモディティ化を逃れられないGoogle? - シリアルイノベーション [ITmedia オルタナティブ・ブログ] どんな技術でもそうだけど。 上記の記事を読んで、また考えさせられた事だけども。 ↓のたけさんのブログにかいてある事実が そういった事実を如実に物語っている。 医師が株式投資の心理学を語るブログ: 定性分析④~収益の持続性 優れた経営なんてもんは存在しない。 優良企業も存在しない。 市場は、長期的に必ず、企業の経常利益成長率を上回る。 10年続けて、市場平均を上回る経常利益成長率を 記録できる企業は全体の0.1パーセントに過ぎない。 過去の例を見る限り、どんな技術もサービスも やがてはコモディティ化という悪夢にさらされ 利益が殆どでない道へ進まされる。 そういう風に市場は出来ている。 おそらく、だが、それを一番わかっているのが グーグルであり、だからこそ、社員に20%の自由な時

    コモディティ化とは戦えない
  • My Life Between Silicon Valley and Japan - ルービンの蓋然的思考(Probabilistic thinking)

    「ルービン回顧録」についてのネット上での言及があまり多くない。いいなのに、渋くて、手堅すぎるからだろうか。 ルービン回顧録 作者: ロバート・ルービン,ジェイコブ・ワイズバーグ,古賀林幸,鈴木淑美出版社/メーカー: 日経済新聞社発売日: 2005/07/26メディア: 単行購入: 12人 クリック: 91回この商品を含むブログ (51件) を見るこのの読者層と、ネット上で何かを書く人の層がずれているのかな。 僕の場合、ビル・クリントンという人物に深い興味があり、クリントン政権に関連するはいずれ読むためにほぼすべて買い込んでおり、このも「いずれ読む」の棚に入りそうになっていた。しかしパラパラと読み始めたら、このルービンという人物に引き込まれて通読することになった。何が面白かったかといえば、ルービンの人生を、「蓋然的思考」(Probabilistic thinking)という一

    My Life Between Silicon Valley and Japan - ルービンの蓋然的思考(Probabilistic thinking)
  • My Life Between Silicon Valley and Japan - Web 2.0が嫌われる理由

    何か新しい概念が提唱され、新語が定義され、Hypeが生まれ、カネが流れ、そのHypeのまわりに会社がたくさんでき、メディアが騒ぎ出す。それで試行錯誤の末、新しい概念が正しかったことが証明される場合もあれば、間違っていたことが後になってわかることもある。その過程で稼ぐ人もいれば損をする人もいる。こんなことは、IT産業で、これまでに何度も何度も繰り返されてきたごくごく当たり前のことである。 むろんこういうプロセス自身を「嫌いだ」と思う人がいるのは自然だ。IT産業におけるイノベーションのベースにあるチープ革命の進行は暴力的ですらあり、ITは既存の組織や枠組みを壊す性格を持つから、それ自体を好ましくないと思う人たちも数多くいる。 しかし「Web 2.0」を巡る感想・印象の類を聞いたり読んだりして思うのは、どうも普通の新語以上に「Web 2.0」には、ある種の人々から「嫌われる理由」が何かあるようだ

    My Life Between Silicon Valley and Japan - Web 2.0が嫌われる理由