Chatwork に所属するエンジニアや外部ゲストなど、多分野のエキスパートたちの登壇を通して、エンジニア組織で取り組んでいる試みなどの知見を提供する「Chatwork Dev Day 」。ここで開発部テックリードの加藤氏が登壇。続いて、Event Sourcingと、新アーキテクチャの具体的な設計内容を紹介します。前回の記事はこちらから。 なぜEvent Sourcingなのか 加藤潤一氏(以下、加藤):「なぜEvent Sourcingなのか」という話で、Event Sourcingの場合はどうなっているかというと、CRUDのステートソーシングは、最新のエンティティを上書きする考え方です。Event Sourcingは、そのとき発生した変更を追記していく考え方になります。 「状態はどういうふうに作るの?」という話ですが、イベントから状態を導出する考え方です。関数にイベントをapplyし