日産の前会長であるゴーン氏の事件が連日報道されています。 近時では当初の逮捕容疑であった有価証券報告書の虚偽記載のみならず、個人の資産管理会社におけるデリバティブ取引を日産自動車に付け替えたという特別背任容疑でゴーン氏が再逮捕されました。 今回は、このゴーン氏が実施していたデリバティブ取引について、どのような取引なのか、効果はどのようなものかについて確認してみましょう。 報道内容 ゴーン氏のニーズ デリバティブ取引 クーポンスワップとは 報道内容 まず、新聞でどのように報道されているかを確認しましょう。 ゴーン容疑者「決議あればいいんだね」 損失付け替え、銀行難色を押し切る 2018.12.23 産経新聞 日産自動車の前会長、カルロス・ゴーン容疑者(64)が私的な投資の損失を日産に付け替えたとされる特別背任事件で、損失が生じた通貨デリバティブ(金融派生商品)の取引先だった新生銀行(東京)側