住宅ローンの固定金利などに影響を与える長期金利が急上昇している。6日は一時、年1.195%を付け、2カ月半ぶりの高水準になった。8月に一時、1%の大台を割り込み、7年ぶりの低水準になったばかりだが、その後、低金利の背景にあった米経済の減速懸念が緩和。民主党代表選に小沢一郎前幹事長が出馬を決めた「小沢ショック」も加わり、長期金利が反転している。 6日の東京債券市場で、国債は4日連続で価格が下落(金利は上昇)。長期金利の代表的な指標とされる新発10年物国債の流通利回りは、午後2時過ぎに一時、前日終値よりも0.05%幅高い年1.195%をつけた。6月22日(一時年1.215%)以来の高水準だ。 長期金利は8月4日に7年ぶりに心理的な節目になる1%の大台を割り込み、更に8月25日には一時、年0.895%を記録したばかり。歴史的な低金利からわずか半月で約0.3%幅も上昇した。 金利が乱高下