韓国戦での細貝の得点など、セットプレーをいかに得点に結び付けるかが、重要になっている【写真:AP/アフロ】 「現代サッカーにおける得点の3割は、セットプレーによって生まれている」 これは実際にスペインの調査機関で立証されている事実である。アジアカップのザッケローニジャパンが、決勝までの6試合でセットプレーから挙げたのは全14得点のうち3得点。一方、全6失点のうち、4失点はセットプレーから喫したものである。計算してみると、全得失点の3割5分は、実際にセットプレーから生まれたことになる。 また、見逃せないのはその得失点の内容だ。ヨルダン戦の素早いショートコーナーからの吉田麻也のロスタイム弾、シリア戦と韓国戦のPK、韓国戦の終盤に相手FKによる失点で引き分けに持ち込まれたこと……。PK判定については異論もあるかもしれないが、セットプレーによる得失点が、試合の結果を左右するものになっているのは