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ブックマーク / blog.livedoor.jp/route408 (9)

  • 化学家紋 : 有機化学美術館・分館

    2月10 化学家紋 カテゴリ:雑記 さて先日、ツイッターで「現代家紋」というのが流行っていました。まあこんな感じ↓で、どこかで見かけたようなマークや記号を、家紋風にアレンジして遊ぼうというものです。秀逸な作品も多く、まとめもできています。 西村備山@lipoyang頭合セ三ツWiFi #現代家紋 http://t.co/BFHfaat93n2014/02/06 21:31:48 ということで、化学版の家紋というのもあると面白いかなということで、いくつか考えてみました(筆者は決してヒマを持て余しているわけではありません)。 ・亀甲 有機化学の基はやはりこれ。日の伝統文様とも違和感なくなじみます。 ・丸にフラーレン みんな大好きフラーレン。五員環を黒く塗ったほうが、紋様としては引き立つかもしれません。 ・丸に三つ水分子 水素結合している方がよいという声がありましたが、筆者の腕ではまとまりが

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    ryozo18
    ryozo18 2014/02/14
  • ゼロリスク症候群 : 有機化学美術館・分館

    10月1 ゼロリスク症候群 前回の「エコナの件」は、このブログにしてはずいぶんたくさんのコメント&ブックマークをいただきました。やはりこの問題に関して世間の関心が高いということなのでしょう。 その後、筆者もいくつかHPやブログなど見て回りましたが、専門家は「実際のところ危険はまず考えられない」という冷静な判断を下しているようです。一方で「やはり自然のものをべるに越したことはない」といった感想を述べている人気ブログなどもあり、まあやはり一般的な感情はそんなものか、とも思わされます。 そう言っているそばから消費者庁が動き出し、福島瑞穂長官が「品SOS対応プロジェクト」を立ち上げたとのことです。「結論が出ないうちは何もできないというのでは従来の厚労省と一緒だ」ということですので、何も結論が出ないうちに動くということなのでしょう。すでに販売を自粛しているものに、「1週間をめどに対応」などと大慌

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  • タミフルが流れる川 : 有機化学美術館・分館

    10月3 タミフルが流れる川 さとうです。このごろ説教臭い話題ばかりで申し訳ありませんです。「コテコテの化学話を読みたくてここに来てるんだぞ」という方は、職場で書いておりますブログなどもご覧いただければ幸いです。今回は藤田誠先生のNatureに掲載された論文を解説しておりますので、お急ぎでない方はぜひご覧下さい。ブックマークに入れてたまにチェックなどしていただけるとさらにありがたいです。 さてお知らせとしましては、来月18日に渋谷の長井記念ホールで行われる有機合成講習会で、インフルエンザ治療薬に関して一席ぶつこととなりました。タミフルを作ったことも飲んだこともない人間が、偉そうに先生方の前で講演をするのも恥ずかしい限りではありますが、精一杯前座を務めさせていただこうと思います。実は学会でしゃべるなんてのは、学生時代以来15年ぶりであったりします。テンパりながら必死にもごもごと語る筆者の姿を

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  • 北の求道者、大いに語る : 有機化学美術館・分館

    4月26 北の求道者、大いに語る どんなジャンルであれ、プロとして成功するには自分のスタイルを確立することが不可欠といわれます。筆者にはスタイルといえるほど大層な技術はありませんが、まあ長年やっているうちになんとなく「自分の型」のようなものができてきて、そのおかげで続いているのかなと思っています。 研究においてももちろんスタイルというものは絶対に必要で、優れた化学者は反応開発であれ超分子であれ、ゆるぎないスタイルというものを持っているように思います。著者の名前を隠しても誰の仕事かわかるような、強烈な個性を放つ人はやはり一流です。 さて先日、東大薬学部にて谷野圭持・北大教授の講演会を聞く機会がありました。実をいうと筆者にとって谷野教授は、学生時代に大変お世話になった師匠筋に当たる方です。見かけも語り口も十数年前と全く変わらない谷野教授は、こうした講演をさせると全く聴衆をそらすことのない一流の

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  • 知の頂点へ紛れ込んだ男。 : 有機化学美術館・分館

    4月18 知の頂点へ紛れ込んだ男。 カテゴリ:雑記 ということで東京大学に勤務して半月ほどが過ぎました。昼飯の帰りに安田講堂を見上げては「なんで俺がここにおるのであろうか」と、3ヶ月ほど前には夢にも思わなかった境遇の大変化に、人生の不思議というか何というかを感じております。 配属されたのは「理工連携による化学イノベーション」と銘打った、理学部・工学部共同プロジェクトの広報担当です。メンバーはかくの如く、化学界のサムライジャパンというべきスタープレイヤー揃い、どうも筆者なんぞが入り込むのはお門違いというか、東名高速にママチャリで入り込んでしまったような心細さと情けなさを感じつつの毎日です。 このプロジェクトには、理・工学部の化学系の研究室が選ばれているのですが、改めて考えてみるとこの「理学部」「工学部」という枠組みも不思議です。理学部には数学や天体物理(2002年ノーベル物理学賞の小柴昌俊先

    知の頂点へ紛れ込んだ男。 : 有機化学美術館・分館
    ryozo18
    ryozo18 2009/04/20
    "3~4人で昼ご飯でも食べながらちょっと30分ばかり対談してもらうだけ" 編集者がいるとそのへんは回りだすんですかね
  • 千円DNA : 有機化学美術館・分館

    3月13 千円DNA カテゴリ:雑記 確定申告と原稿の〆切に追われてますが、ちょっと更新。 冗談で作ったものが意外に受けたので。一応オリジナルのつもりです。 もちろん切り込みは入れてません。見慣れたものが見慣れない形になっていると、人間妙にぎくっとするもので。 お札の折り紙というのは一ジャンルをなしていまして、こんなもあったりします。世の中、いろんなことを考える人がいるものです。 「雑記」カテゴリの最新記事

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  • 飲む禁煙補助薬 : 有機化学美術館・分館

    4月26 飲む禁煙補助薬 カテゴリ:有機化学医薬 ファイザー製薬から、経口禁煙補助薬酒石酸バレニクリン(商品名チャンピックス)が日でも発売になるようです。これまでにもパッチやガムでニコチンを吸収させ。禁煙を助けるタイプの薬はありましたが、口から飲む形態のものはこれが初めてになります。 (左がチャンピックス、右がニコチン) 見ての通り、チャンピックスはニコチンにどこか似ていて、その構造をさらに固めたような形をしています。実際、このチャンピックスはニコチン受容体に結合するよう設計されています。専門的には、α4β2ニコチン受容体へのパーシャルアゴニストとして働くということです。 ニコチンは吸収されると血液を経て脳に達し、受容体タンパク質に結合します。するとそれに応じて脳内麻薬とも呼ばれるドーパミンが放出され、快感をもたらします。しかしこれに慣れてくると脳内でのドーパミン生産が落ち、タバコなしで

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    ryozo18 2008/04/27
    有機わかんねー
  • 史上最強の錯体 : 有機化学美術館・分館

    3月27 史上最強の錯体 cucurbiturilという化合物が注目を集めるようになっています。グリコウリルと呼ばれる単位が数個メチレン単位を介して環状につながったもので、全体として上下の底が抜けた樽状の構造をとります。カボチャの形にも似ているため、その学名cucurbitaceaeから名前を取ったことは以前にも紹介しました。 この化合物は筒状構造の中に他の小分子を取り込むため、超分子化学分野でいう「ホスト分子」として働きます。特に筒の上下の入口には多数のカルボニル酸素が並んでいるため、正電荷を持った化合物、特に適当な長さのジアミンなどをよく取り込むことが知られています。図では上下のアンモニウム塩部分を、カルボニル酸素がしっかりと捕らえています。 cucurbituril錯体 最近大阪大学の井上佳久教授らのグループは、フェロセンの上下にアンモニウム塩(下図)を取りつけたような誘導体が、cu

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    ryozo18
    ryozo18 2008/03/28
    へえ
  • 世界を変えた分子 : 有機化学美術館・分館

    3月27 世界を変えた分子 日の更新は豪華二立てで。 どうやらNatureからついに化学誌が登場するようです。2009年発刊の「Nature Chemistry」がそれで、どうも来年から化学分野のジャーナルの勢力図が大きく変わることになりそうです。まあナノテクやケミカルバイオロジー、マテリアルなどに大きく遅れての発刊で、化学もなめられたもんだという気もしないではないですが。 世界を変えるといえば、かのK.C.Nicolaou教授が「Molecules That Changed the World: A Brief History of the Art and Science of Synthesis and Its Impact on Society」なる新刊を出してきたようです。目次を見る限り全合成された分子の話とも思われるのですが、なかなか面白そうなので筆者も今Amazonに注文中

    世界を変えた分子 : 有機化学美術館・分館
    ryozo18
    ryozo18 2008/03/28
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