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ブックマーク / complexcat.exblog.jp (3)

  • 保全生態学用語だらけの桃太郎 : COMPLEX CAT

    昔々あるところで、おじいさんとおばあさんが、ベースキャンプを構えていました。周辺では、伝統的な休耕田サイクルが存在し、水田の水路は自然護岸により高い生物多様性が維持されている里地でした。周辺は二次林ながら、植林地帯は一部で常緑樹林と一部夏緑樹林とが交じる森が広がっていました。おじいさんが山に薪炭採集と毎木調査とシカの密度調査、おばあさんが川に環境DNAと水質の定期サンプリングに行くと、川上から通常の平均値を大きく上回るなんてものじゃない、ともかく巨大な桃が流れてきました。「こんなサイズの桃は見たことがない。ゴール(虫瘤)?中に新種の寄生蜂(きせいほう)でも入っているかもしれない。リンゴツバキじゃないから共進化モデルは関係ないわね。ありえないかもしれないけどこのサイズ、社会性コロニーが出来ているかも。だとしたら興味深い。持って帰って、調べてみましょう」おばあさんが桃を家に持ち帰り、只の鉈を使

    保全生態学用語だらけの桃太郎 : COMPLEX CAT
  • 屋久膳 | COMPLEX CAT

    元もと,「屋久島」は薬草の島の「薬島」だったので,この言い方は,ありかなと思ったり。 2名分並んでいるが,これは全体の半分の量。ともかく出てくる小鉢や皿の数が半端ではない。全て島の材を工夫したものだ。 このお店が出来た当初,ようやく地方にある材や料理によるおもてなしが最適というのが,各地の観光業者でも少しは普及しつつあった頃だが,相変わらず,冷凍のトンカツや海老フライが,都会から来る人へのおもてなしのスタンダードだと信じている宿が珍しくもなかった。 飛び魚の煮物,大根おろしかけ。 島の材で,寧ろ精進料理並みに質素に見える量を圧倒的なバリエーションで数揃えることにより,お腹がいっぱいになるそのことも新鮮だった。 飛び魚のつけ揚げと椎茸,ゴーヤ,茗荷の天ぷら。飛び魚のつけ揚げはもの凄く厚みがあり,カリッとしていて中がふわふわであって,それでも厚さ故べ応えがあり,もの凄く美味しかった。

    屋久膳 | COMPLEX CAT
    ryu-site
    ryu-site 2010/10/25
    地方で食べたい料理のお手本ですね。新鮮な食材に常食から少しの洗練があれば
  • 各々鹿々 | COMPLEX CAT

    ともかく,半端なもらい方をするのも相手に失礼なので,段ボール一箱貰ってきた。小柄な島嶼のシカだが,あばら肉は巨大だったので,砂糖醤油+七味唐辛子の漬けタレに浸そうとした鍋が肉だけでいっぱいになった。タレを大量に作るのも何だったので,かけ回した。中央に見えているのはそれで,血液が溜まっているわけではない。当は燻製にして,少しずつ削って楽しもうかとも思ったが,手っ取り早くタレに漬けて焼いただけという料理未満。 材商品化における鹿肉利用のボトルネックの一つは,精肉にするための鮮度を確保するような狩猟の流れがかなり大変だということと解体などの作業自体の負担で,後者においては慣れた猟師さんでも一日潰れてしまう。結果的に一種の趣味,ボランティアに等しい。当然売り物にしようとしたら人件費として反映されるわけだが,実際かなりの手間がかかる。 農水相は,既存の牛豚の解体処理施設のラインに野生鳥獣を流さな

    各々鹿々 | COMPLEX CAT
    ryu-site
    ryu-site 2010/09/06
    鹿料理これは美味しそう。地方のほうが保守的確かにだからこその食文化の分岐が色々出てくるのでしょうけど
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