米航空宇宙局(NASA)が、主翼の先端が上下にスイングする飛行機の研究開発を行っている。最大の特徴は、翼を動かすために形状記憶合金を使っていること。NASAは翼を自在にコントロールすることで何を目指しているのか--。その答えを求めて、『WIRED』US版は広大な砂漠で行われている無人機によるテストの現場に潜入した。 PHOTOGRAPH COURTESY OF WIRED US ロサンゼルスから北東へ160kmほど車を走らせて、広大な砂漠地帯に入る。すると、やがて干上がった湖底(ロジャース乾湖)の広大な広がりに足を踏み入れることになる。 そこは決して風光明媚な観光地というわけではない。だが、米航空宇宙局(NASA)アームストロング飛行研究センターのエンジニアたちにとって、66平方マイル(約171平方キロメートル)にもおよぶ平坦で乾燥した硬質粘土の土地は、革新的な試験機を飛ばすのに理想的な滑
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