明治4(1871)年の日本の近代郵便制度開始とともに、全国各地に郵便役所(現在の郵便局)等が置かれました。当初は、民間から借り上げたり、工部省の営繕局の管轄で建てたりしていましたが、逓信省発足(1885)後は、それらの業務施設のほとんどは内部の営繕職員(技師)たちによって設計され、建てられました。これらは逓信建築(1949年の郵政省発足後は郵政建築)と総称されています。以来120年、逓信省~郵政省で設計に携わった人たちの中からは、近・現代の建築史に名を連ねる建築家が輩出しています。 本展では、逓信~郵政建築の軌跡を概観するとともに、それらの建築家の一人、吉田鉄郎(1894〜1956)の作品にスポットライトを当て、当郵政博物館が所蔵する大阪中央郵便局の原図を中心に、彼の設計や著作に関わる資料を紹介します。また、併せて、吉田の後に逓信建築の伝統を受け継ぎ、戦後の郵政建築へと発展させた建築家の一
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