* ニュートリノと反ニュートリノで電子型ニュートリノ出現が同じ頻度では起きない可能性が高く、 CP対称性の破れがあることを示唆する結果を得た。 * 今後データ量を増やしての検証を要するが、 ニュートリノと反ニュートリノが違う性質を持つ可能性を示唆する興味深い結果である。 【図1】T2K実験の概要 T2K実験(※1)(東海-神岡間長基線ニュートリノ振動実験、図1)国際共同研究グループ(以下、T2Kコラボレーション)は、反ミュー型ニュートリノから反電子型ニュートリノへのニュートリノ振動について、2014年の実験開始から取得した観測実験データをまとめ、同研究グループが2010年から2013年までの実験で明らかにしたミュー型ニュートリノから電子型ニュートリノへのニュートリノ振動の結果と比較し、ニュートリノと反ニュートリノで、電子型ニュートリノへの出現が同じ頻度では起きない、すなわち、「CP対称性の
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