26日行われた衆議院財務金融委員会で、マイクロソフト社(MS)製インターネットブラウザー「インターネット・エクスプローラー」(IE)を巡る論争が繰り広げられた。衆議院のネット中継で確認できる。 質問をしたのは、日本維新の会の丸山穂高氏(35)。「日銀ネット」(日本銀行金融ネットワークシステム)と呼ばれる日銀と金融機関の決済インフラが、OSはWindows限定で、ブラウザーは「IE」に限られていると指摘。マイクロソフト社自体もIEの使用をやめるよう声明を出していることを紹介し、他ブラウザー許可などの方針について尋ねた。 日本銀行システム情報局長は「信頼性の高いシステムを構築し、安定的な運航を確保することが必要。こうした観点から日銀ネットで使用するOSとブラウザーは、広範な利用実績があり、他のハードウエアやソフトウエアとの互換性が高い製品を選定している。MS社が最新ブラウザーの『エッジ』を推奨