アドテック東京の2日目が2015年12月2日、東京国際フォーラムで開催された。テクノロジーが及ぼす激しい変化がマーケティング業界がさらされていることが確認された。トラディッショナルメディアがどのような役割を担い、進めていくか、広告主はどのような施策を打つべきか、さまざまな展望が交錯している。 2日はキーノート第4部、英調査企業トレンドウォッチングのマネージングダイレクターのヘンリー・メイソン氏の講演から。メイソン氏は「パーソナルな体験が重視される現在、デモグラフィック(人口動態)は死んだ」と訴えた。 スマートフォンが爆発的に普及し、人々の消費行動はより、非リアルでパーソナルな空間に移行しており、性別、居住地、年齢、所得などにより切り分けたデモグラフィック・セグメントで消費者をとらえれないと語った。デモグラフィックは氷山の海上に浮かんでいる部分のように情報の一部に過ぎず、重要な部分は海水の中