L*a*b*色空間は、物体の色を表すのに、現在あらゆる分野で最もポピュラーに使用されている表色系です。 1976年に国際照明委員会(CIE)で規格化され、日本でもJIS(JIS Z 8781-4)において採用されています。 L*a*b*色空間では、明度をL*、色相と彩度を示す色度をa*、b*で表します。図6は、L*a*b*色空間色度図です。図からわかるように、a*、b*は、色の方向を示しており、a*は赤方向、-a*は緑方向、そしてb*は黄方向、-b*は青方向を示しています。数値が大きくなるに従って色あざやかになり、中心になるに従ってくすんだ色になります。 また、図8は、L*a*b*色空間を立体的にイメージしたものです。 図6は図8を水平方向(緑方向−赤方向)に切った断面図に当たります。 りんごの色をL*a*b*色空間で測定すると、次ぎのような数値になりました。 この数値がどんな色をしている