霞ヶ関を去る改革派官僚の特別手記・ 古賀茂明「『改革への新たな一歩』ーー日本再生のため、さらなる戦いに挑みます」 「本日、経産省を退職します」 本日9月26日、私は長年勤めてきた経済産業省を退職することになりました。 霞ヶ関を辞める覚悟はずいぶん前からできていました。そもそも公務員改革にかかわりはじめたところから、いや、実は7~8年くらい前に改革を妨害する当時の次官と対立したあたりから、思いっきり改革に取り組んだら守旧派の官僚全体を敵に回してクビになるかも知れないと思っていました。ここ数ヵ月はいつ辞めさせられるかどうかわからないという日々でした。 ですから、「ついに辞めるんだ」といった感慨はありません。むしろ「ようやく決着が着いたな」という安堵感のほうが大きいのです。自分でも驚くほどに淡々と、そして自然に今日という日を迎えました。 なぜ枝野大臣自身の判断を聞きたかったのか 枝野幸男経産相と