東日本大震災では、消防団が避難や捜索活動に大きな役割を果たしました。しかし、高齢化などの影響で、団員は20年前より全国で10万人減少し、地域の防災の将来が懸念されています。そうしたなか、新たな取り組みが各地で始まっています。 東京23区の地震ハザードマップ。荒川区は危険度が高いエリアが多く、住民の高齢化が進んで消防団員が減っているため、災害時の避難が大きな課題です。そこで、区は防災の補助や将来の消防団を支えてもらうため、この4月からすべての区立中学校に防災目的の部活動を設置することを決めました。一足早く活動している南千住第二中学校の「レスキュー部」には全校生徒の4割が所属し、多くが救命技術を身につけ、高齢者を定期訪問したり、住民と避難訓練を行っています。 訪問を受けている女性:「去年、2回くらい2月にすごい雪だった」「手が回らないなか、中学生たちが一生懸命(雪かきを)やってくれた」 日中に