航空自衛隊によると、11日午後4時20分ごろ、西部航空方面隊第8航空団(福岡県築上郡)第304飛行隊所属のF15戦闘機が訓練飛行中になんらかのエンジントラブルが発生、山口県見島沖南西約30キロの日本海に墜落した。パイロット1人は緊急脱出し、出動した救難隊によって同日午後5時前、無事救出されたという。 空自では、同日中に事故調査委員会を設け、事故原因の調査にあたる予定。 林芳正防衛大臣は同日午後5時から、防衛省内で「9・11テロ」に関連した防衛省の行事で国会議員4人で作るバンドで演奏を予定していたが、F15墜落の一方を受け、一時は演奏を見合わすことも検討した。しかし、同5時前に、墜落現場上空に到着した救難機から、「海上でパイロットが手を振っている」との無事の情報を受け、演奏会場に向かった。