サンプロが終了。最終回は、与野党の党首(民主党だけは菅直人財務相)が出演しての討論会だったが、民主、社民、国民新党の与党三党間の議論になってしまい、自民党の谷垣禎一総裁にはさっぱり存在感がなかった。出演した8人の中で一番影が薄かったのではないか。 逆に最も存在感があったのは亀井静香だった。私は国民新党の政策には賛成できない点も多いし(普天間基地や外国人参政権の問題など)、亀井静香が取り調べの全面可視化にも反対していることも問題視しているが、税制の議論では財務相で税調会長でもある菅直人よりもよほどしっかりしていて、税制全体の見直しという軸を決してぶれさせなかった。亀井静香は、財源のない政治はあり得ない、所得税や法人税など税制全体を見直すのだとはっきり述べ、田原総一朗に「そんなことは聞いてない。消費税をどうするのかと聞いてるんだ」と突っ込まれても、「消費税は4年間上げないと言ってる」と一蹴した