女装した男性が同性客に性的サービスを提供する「店舗」が横浜市内のマンションに入居し、住民とトラブルとなっていることが、20日までに分かった。住民側は「実態は性風俗店」と主張するが、同性同士は風営法の規制対象外で警察も介入できない。強制退去を求めるには裁判手続きに訴えるしかなく、同法の改正を求める声が上がっている。 マンション管理組合によると、店が営業を始めたのは2012年3月ごろ。書類上は家族での入居だが、実際は「ニューハーフヘルス」と称し、男性従業員が男性を接客していた。不特定多数の客や従業員が昼夜出入りするため、住民からは防犯面の不安を訴える声が上がっていた。 同組合は風営法違反での摘発などを求めて県警や市に相談したが、同性同士は同法の規制が及ばないことを理由に、解決に至らなかった。このため、組合はことし2月、住居専用の建物での営業が管理規約に違反するとして、横浜地裁に営業の禁止を