AEP Night vol.2のプチコンペティション応募作品を題材に、そのアプローチと実際の方法をご紹介します。 今回とりあげるのはこのシーンの球面の表現です。こちらはAfterEffects完結(標準プラグインのみ)で作っています。エフェクト一つ一つは単純ですし、複雑なエクスプレッションを書いてるわけでもありません。表面的な部分よりも内面的なアプローチ・考え方を重点的に扱います。 汎用性を度外視しているので実用的ではないかもしれませんが、お役に立てれば幸いです。 アプローチ 「それっぽく見えれば良い」が基本方針です。手を抜いてもよいという意味ではありません。 この表現の目的は「リアル感」です。このとき、重視すべきは「リアルに近いか」ではなく、「視聴者がリアルと感じやすいかどうか」というのがポイントです。場合によっては3Dのレイトレーシングや実写より効果的な表現もあるでしょう。 球を作る