「ワケあり物件」といえば、 安い家賃であるがゆえ、一定の層には人気があるが、その定義は曖昧で、契約の際のトラブルも少なくない。 そこで、ワケあり物件の見抜き方をご紹介。 ワケあり物件といっても、大きく以下の4つに分類される。 ・物理的瑕疵 ・法的瑕疵 ・環境的瑕疵 ・心理的瑕疵 瑕疵(かし)とは、傷や欠点という意味。 今回取り上げるのは、心理的瑕疵。 これは、過去に人が亡くなるなど心理的に抵抗を感じる要因がある物件。 しかし、どう見分けていいかわからない。 国土交通省が制定している宅地建物取引業法には、 物件の売買や賃貸の際、取引の判断に影響を及ぼす重要な事項は予め告知する義務がある。 と定められている。 告示事項あり 物件の紹介で、備考欄に「告示事項あり」と書いてあると、事故物件の可能性あり。 しかし、事故後の年数など「事故物件」の明確な定義はない。 そのため、告知をしない不動産業者がい