脳と現状のコンピュータは、計算モデル、アーキテクチャ、 アルゴリズムなどいろいろな観点からみて違いがあります。 はたしてコンピュータの上で脳と同じ機能は実現できるのでしょうか。 実現を難しくする要因として何が考えられるでしょうか。 ◆計算モデルの違い 計算する機械を数学的に抽象化したものを計算モデルと呼びます。 チューリングマシンは計算モデルの1つです。 チューリングマシンとは数学的に異なる計算モデルとしては、 例えば非決定性チューリングマシン、 (理想的な)アナログコンピュータ、量子チューリングマシン (量子コンピュータのモデル)があります。 これらはチューリングマシンよりも強力だったり速かったりします。 さて、「脳の計算モデル」はチューリングマシンと等価でしょうか、 それともより強力だったり速かったりするのでしょうか。 非決定性チューリングマシンは並列度が無限の計算機です。 脳は超並列
アパラチコラで過ごす優雅な時間 メキシコ湾沿いの入り江に面した米フロリダ州の小さな町アパラチコラ。こじんまりした海辺のホテルに宿泊し、バーで新鮮なシーフードを味わえるほか、地ビールの醸造所もある。綿花や漁業で栄えたこの町には、グリークリバイバル(ギリシャ建築への回帰)様式の優雅な住宅が散見される。数キロの沖合に浮かぶセントジョージ島には白い砂浜が広がる。
PCや携帯電話などの電子機器のバッテリー切れを解消する技術が開発されています。機器の操作などから得られる圧力から発電が可能な素材を開発したため、その使い方によっては永久に稼働し続けることができる機器が実現できる可能性があります。 RMIT - Nano-research opens way to everlasting battery オーストラリア・ロイヤルメルボルン工科大学の研究者チームが「圧力を電力に変換する素材」を開発し、論文を雑誌「Advanced Functional Materials」上で発表しました。 この論文の共同執筆者の中でもリーダーを務めるMadhu Bhaskaran博士によると、この研究は「圧力を電力に変換する素材『piezoelectrics』の可能性」と「薄いフィルムでコーティングしたマイクロチップ製造技術」の2つのことを同時に調査したものだということです。
職場などのリアルな場はもちろん、ブログやツイッターといったオンラインの場でも、自分の考え方や意見の異なる人々と議論になり、互いに相譲らず...という状況になったことはありませんか? そんなとき、自分の考え方に反するコメントや賛成できない意見ほど、頭の中にずっと残ってしまうもの。これはなぜなのでしょうか? Image by XKCD 作家のDavid McRaney氏によると、ヒトは、自分の考え方に対して挑戦的なものが現れると、より強く自分の考え方を信じようとする傾向にあるとか。これは、否定的なものと肯定的なもので、情報の扱い方が異なるからだと考えられています。 肯定的なものは、気づかないうちにすり抜けていくものですが、カチンとくるものは、しばらく頭の中に居座り続けます。この「バックファイア効果」が起こる原因としては、自分にとって受け入れられる情報よりも、受け入れがたい情報のほうが、長い時間
年齢を重ねるごとに記憶力は悪くなっていくという事実...。年をとるとカギを置いた場所や車の駐車場所を以前より忘れやすくなる...ということは、誰もが知っていることです。この記憶力が悪くなるプロセスについて、神経科学者が研究し、発表しています。 Photo by Sue Clark. ジョン・ホプキンス大学の神経科学者であるマイケル・ヤッサ氏によると、年齢を重ねるたびに記憶するのが大変になる理由は、年齢と共に海馬への経路が退化していくからだそうです。海馬は記憶が保管される場所なので、年齢を重ねるとともに脳が情報を処理して記憶するのが難しくなる、というのもうなずけます。 要するに、脳が情報で満杯になってしまっているわけではなく、年をとるごとに脳が情報を書き込み、保存する機能が弱くなっているのです。さらにヤッサ氏によると、こうした脳の機能の低下により、新しく記憶を書き込むよりも、もともと保存して
テスト前の勉強が間に合わず、一夜漬けのお世話になったという人、ギズ読者の皆さんの中にも、きっといますよね。 一夜漬けで、いっぱい詰め込んだ記憶が頭からこぼれ落ちることがないように、必死でテストに臨んでいたんじゃないでしょうか。一夜漬けのおかげでその場を乗り切っても、1週間も経てば何を勉強していたのか思い出せないなんて経験もあるんじゃないかと思います。ホント、一夜漬けの記憶って、あっという間に消えてしまうんですよね。 さて、そんな一夜漬けをこよなく愛した皆さんの経験を裏付ける実験結果が、理化学研究所から発表されました。 実験の成果をまとめると... ・集中学習(一夜漬けなど、休憩を挟まないで行う長時間の学習)の記憶は小脳皮質に保持 ・分散学習(適度に休憩をはさんで行う短時間の学習)の記憶は小脳核に保持 ・休憩中に小脳皮質のプルキンエ細胞で作られるタンパク質が長期記憶に必要 →学習の記憶が小脳
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く