2018.03.05 スキル 「ついに動き出したか」――2017年秋、クックパッドが料理動画サービスを本格化するというニュースが流れた時、そんな思いを抱いた人は少なくないはずだ。 月間で約6000万人もの利用者が訪れ、283万超という圧倒的件数のレシピを掲載し、日本最大の料理レシピ投稿・検索サービス企業として独走してきたクックパッド。だが、こと“料理動画”の領域では複数の後発ベンチャーが話題をさらい、急速に利用シェアを拡大しつつある。それゆえに、先のニュースには「いよいよ」という印象があった。 だが、クックパッドはただ静観していたわけではない。「やるからにはクックパッドらしく」という強い信念のもと、本格始動をした暁には「圧倒的No.1をつかみ取る」べく、さまざまなアプローチを練り上げていたのだ。 満を持して料理動画サービスのリリースに至った同社でCTOを務める成田一生氏に、その戦略と圧倒的