1. ヘミオラとは ヘミオラ(hemiola)とは、ある種の拍子の取り方である。 ある音価における3拍子の曲(下図の上段)が、途中で連続した2小節を合わせて1小節と考えたときに、倍の音価の3拍子となる(下図の中段)ことをいう。 下図の場合、3拍子の基準音価は四分音符であるので、3/4 拍子の曲が 3/2 拍子のように聞こえることになる。 ヘミオラと認識される、すなわち連続した2小節が合わさって1小節のように認識されるきっかけは、 書かれた音型によることがふつうであるが、演奏の方法によることもある。 なお、基準音価は変わっていないと認識される場合は、2拍子の曲が3小節間続くように聞こえることになる(下図の下段)。 上記記述について、以前は「3 拍子の曲の連続した2小節が、あたかも 2 拍子の曲の 3 小節であるかのような音型や弾き方のことをいう。」 と書いていたがこれは不明瞭な表現であったの