文:浜田奈美、写真:石川拓也 梅原真(うめばら・まこと)デザイナー 1950年高知市生まれ。大学卒業後、高知のテレビ局関連会社に就職。29歳で退職し、憧れのスペインやアメリカを放浪。80年に「梅原デザイン事務所」をスタート。砂浜をミュージアムに見立てた黒潮町の「砂浜美術館」や、四万十川流域の活性化を目指した「四万十ドラマ」をプロデュースするなど高知に根ざした仕事を続けつつ、秋田県のスーパーバイザーを務めるなど県外でも活躍。16年毎日デザイン賞・特別賞受賞。武蔵野美術大学客員教授。高知県香美市土佐山田町在住。 絶体絶命の状況をデザインで「逆にしたるわい」 ――ぶた、きびなご、たまごに納豆、ももにマッシュルームと、『おいしいデ』を読むと、梅原さんが実にたくさんの一次産業の生産者とシゴトをしてきたかがわかります。その冒頭で、四万十川流域で放置されていた栗山に手を入れ、再生した「しまんとジグリ」の
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