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ブックマーク / book.asahi.com (25)

  • 「スタートアップとは何か」書評 起業しやすい社会をつくるには|好書好日

    スタートアップとは何か──経済活性化への処方箋 (岩波新書 新赤版 2013) 著者:加藤 雅俊 出版社:岩波書店 ジャンル:世界経済 「スタートアップとは何か」 [著]加藤雅俊 ユニコーン企業と呼ばれる高成長の非上場企業が日には少ないこともあり、近年、経済活性化策としてスタートアップ(新興企業)の振興が期待されることが多い。書は、スタートアップに関する内外の研究を整理することで、その生成の要因や成長の条件を探っている。 書によれば、スタートアップが生き残るには、資金や起業家が持つその業界に関する知識といった「創業前の資源」こそが重要だという。だが、それらもスタートアップの成功を決定付けるような特効薬ではない。つまり、運の要素が大きく、ほとんどのスタートアップは生き残れないのだ。身も蓋(ふた)もない話にも聞こえるが、起業家による成功譚(たん)にはない冷静さが書を説得的なものにしてい

    「スタートアップとは何か」書評 起業しやすい社会をつくるには|好書好日
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    s1090018 2024/07/12
  • 三宅香帆「なぜ働いていると本が読めなくなるのか」 労働観の改革、「ノイズ」が鍵|好書好日

    子どものころからが大好きな文学少女は、好きなをたくさん買うために就職した――はずが、待っていたのは「労働のせいでが読めない!」という現実だった。その体験をもとに、タイトルの「なぜ」を深掘りしたのが書だ。 最初の答えとして、日に根付く長時間労働がある。しかし、日が右肩上がりに売れた昭和後期は、エコノミックアニマルと呼ばれた日人が、全力で長時間労働にいそしんだ時代でもある。ゆえにこれは理由の全部ではない。 次に著者は問いの方向を転換する。長時間労働で疲弊する中、は読めなくても、インターネットにはハマってしまう。なぜ? 答えは、ネットでは「求めている情報だけを、ノイズが除去された状態で、読むことができる」から。対して、読書の特性とは「世界のアンコントローラブルなものを知る」こと。昔は読書による知識の吸収が成功するために必要とされていたが、今では、その知識が情報を濁らせるノイズ

    三宅香帆「なぜ働いていると本が読めなくなるのか」 労働観の改革、「ノイズ」が鍵|好書好日
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    s1090018 2024/07/11
  • どうして体育はあんなに偉そうなのか ――坂本拓弥著『体育がきらい』書評(評者:武田砂鉄)|じんぶん堂

    記事:筑摩書房 「きらい」の理由をひとつずつ哲学すると、体育の質が見えてくる 書籍情報はこちら 体育に対する違和感 体育がきらいだった。というより、体育の先生がきらいだった。いや、もうちょっと正確に書こう。体育の先生だからといって、自分や同級生に対して強く出るのが許容されていたり、女子に対してはなぜかフレンドリーなお兄さんっぽく振る舞ったりしているのがきらいだった。 体育の先生は、他の科目の先生と比べても、相対的に人気者が多かった。大抵が運動部の顧問をしていたから、放課後に見かける機会が多かったし、スーツを着ている他の先生よりも話しかけやすいオーラが出ていた。自分はそのオーラに極力近づかないようにしていたが、いざという時、たとえば文化祭・合唱祭・卒業式といった類いでは、体育の先生と運動部で輝いている連中が結託するように動いていた。アレにずっと違和感があった。体育って、守備範囲が体育だけで

    どうして体育はあんなに偉そうなのか ――坂本拓弥著『体育がきらい』書評(評者:武田砂鉄)|じんぶん堂
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    s1090018 2023/11/17
  • 「ぼくはあと何回、満月を見るだろう」 ガン闘病 最終行まで音楽語る 朝日新聞書評から |好書好日

    「ぼくはあと何回、満月を見るだろう」 [著]坂龍一 ニューヨークの日レストランで事中、いきなり背後から抱きつく者がいた。坂龍一だ。一度会っただけなのに、なんて人懐こい人なんだと驚くと同時に不思議な友情も抱いた。翌日、僕の個展を開催中のギャラリーに来てくれた。オーナーに、Yellow Magic Orchestraのサカモトだと紹介した。彼はニューヨークで有名人だった。 その後、電報のような短い用件のみのメールやCDが届いた。長い空白があって、ついこの間のことのように思うが、東宝スタジオの社員堂で彼と卓を囲んだ。そしてその数日後、アトリエにやってきた。 いつか彼に聞こうと思っていたことがあった。それはヘルマン・ヘッセの「芸術家が政治に関与すると短命に終わる」という発言への見解であったが、政治的行動をしていた彼はその頃ガンを宣告されたので、ヘッセの言葉は僕の中で封印することにした

    「ぼくはあと何回、満月を見るだろう」 ガン闘病 最終行まで音楽語る 朝日新聞書評から |好書好日
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    s1090018 2023/09/11
  • 重版未定本の復刊を実現、売り切った書店員の情熱:書泉グランデ・大内学さん|じんぶん堂

    記事:じんぶん堂企画室 「書泉グランデ」書店員・大内学さん 書籍情報はこちら 『中世への旅 騎士と城 』の魅力 の街・神保町に店を構える「書泉グランデ」は、1948年(昭和23年)創業の老舗書店。鉄道、アイドル、格闘技をはじめとした趣味人向けの専門性の高い書籍を網羅的に取り揃えている。 今回、重版されたのは『中世への旅 騎士と城 』(白水uブックス)(著者:ハインリヒ プレティヒャ、翻訳:平尾浩三)。中世ヨーロッパの騎士たちの日常生活などを、豊富なエピソードをまじえてわかりやすく解説している。日では1982年に翻訳刊行され、2010年に白水uブックスで復刊された。大内さんが同書に出会ったのは、中学生時代だったという。当時、初めて読んだ感想を次のように語る。 「ゲームライトノベルの多くが中世ヨーロッパの世界を下敷きにしていました。例えば、友達同士で会話しながら遊ぶボードゲーム・テーブル

    重版未定本の復刊を実現、売り切った書店員の情熱:書泉グランデ・大内学さん|じんぶん堂
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    s1090018 2023/08/08
  • 「関東大震災がつくった東京」書評 脆弱な街に警鐘 百年前に学ぶ|好書好日

    東大震災がつくった東京 首都直下地震へどう備えるか (中公選書) 著者:武村雅之 出版社:中央公論新社 ジャンル:新書・選書・ブックレット 「関東大震災がつくった東京」 [著]武村雅之 今年は死者・行方不明者約10万5千人もの被害を出した関東大震災から百年。書はそんな震災の実情を地震記録や被災情報など多彩なデータを元に浮き彫りにした上で、甚大な被害を出すに至った当時の東京の姿、そして震災復興事業の意義と現在の東京の問題にも筆を及ばせた、今読まれるべき一冊である。 東京は江戸時代にも、様々な地震に遭ってきた。だが当時の人口などを踏まえて比較すれば、関東大震災の被害は過去の地震の比ではない。筆者はその最大の原因を道路・公園などの基盤整備を行わないままに人口集中を放置してきた、明治政府の都市政策の誤りだと批判する。そもそも関東大震災の折、東京は横須賀市や鎌倉市などに比べて震源地から遠く、揺れ

    「関東大震災がつくった東京」書評 脆弱な街に警鐘 百年前に学ぶ|好書好日
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    s1090018 2023/07/02
  • tofubeatsの知を拡張する愛読書 知らないより知ってたほうが、面白い確率が高い|好書好日

    tofubeatsさん tofubeats(とーふびーつ) 1990年生まれ神戸出身のラッパー/プロデューサー。中学時代から音楽活動を開始し、高校3年生で国内最大のテクノイベント「WIRE」に最年少で出演。代表曲は「朝が来るまで終わる事の無いダンスを」「水星 feat. オノマトペ大臣」など多数。2022年には中村佳穂らが参加した4年ぶりのフルアルバム「REFLECTION」、初の著書『トーフビーツの難聴日記』を発表する。 目標とするECDと小西康陽 ――アルバム「REFLECTION」と同日に出版される『トーフビーツの難聴日記』のゲラを読ませていただきました。tofubeatsさんは2015年にご自身の会社・HIHATT(ハイハット)を立ち上げましたが、創作以外にも、サンプリングのクリアランスや楽曲の権利処理、契約書の内容を弁護士さんに相談したりといろんな実務を並行されているん

    tofubeatsの知を拡張する愛読書 知らないより知ってたほうが、面白い確率が高い|好書好日
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    s1090018 2022/05/22
  • 絵本作家・ヨシタケシンスケさんと音楽家・椎名林檎さんが初対談 私たち、あんなに大人が嫌だったのに|好書好日

    左から、椎名林檎さん(ユニバーサル ミュージック提供)、ヨシタケシンスケさん(帆刈一哉さん撮影) 若い世代にはツンとしていてほしい ――今月、椎名さんはバンド「東京事変」の新譜『音楽(ミュージック)』を、ヨシタケさんは新刊『あんなに あんなに』を発表しました。 椎名林檎(以下、椎) ヨシタケさんの絵、ずっと読んでます。お会いできると聞いて子供たちがびっくりしていて。新刊は当にずるい、というか。すばらしい。 ――子供の成長を母親の目から振り返った絵。「あんなに××だったのに」と、子育てに追われた日々を振り返り、ほろっとさせるだけでなく……。 ヨシタケシンスケ(以下、ヨ) ずるい、はうれしいですね。 椎 “ずるい”といっても“いやらしい”でなく。 ヨ 褒め言葉として響いておりますよ。 椎 表現形態としては離れているけれど、このの一つのページのような瞬間を、たとえばライブのときも、お客さ

    絵本作家・ヨシタケシンスケさんと音楽家・椎名林檎さんが初対談 私たち、あんなに大人が嫌だったのに|好書好日
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    s1090018 2021/07/08
  • 「本屋の未来形」を考える4店 出版不況・コロナ禍を、しなやかにしたたかに生き抜く|好書好日

    イベント屋の先駆けは今:下北沢「B&B」 人文書の棚でを手にする内沼晋太郎さん 2012年から「ビールが飲める屋」として数多くのトークライブをしかけてきた下北沢の「B&B」。店主の内沼晋太郎さんは、個人の屋開業のノウハウを詰め込んだ『これからの屋読』(NHK出版)を無料で全文公開し、屋開業志望者のバイブルとして定評があります。 2020年4月に現在の再開発スペースに移転しましたが、直後に新型コロナでリアルイベントが壊滅状態に。有料オンラインイベントに舵を切り、これまでなかった地方からの反響も増えたとか。「お客さんをいくらでも入れられるというのがやはり大きい。300人とか500人入るイベントもできているので。イベントのアーカイブ動画を販売すること、月額のサブスクリプションみたいなこともできないかと、いま検討をすすめています」 2度の移転と新型コロナ 内沼晋太郎さんと考える街の

    「本屋の未来形」を考える4店 出版不況・コロナ禍を、しなやかにしたたかに生き抜く|好書好日
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    s1090018 2021/05/04
  • 内沼晋太郎さんが日記の専門店をオープンしたわけ 日記から生まれてくる新たな書き手|好書好日

    文:小沼理、写真:「日記屋 月日」提供 内沼晋太郎(うちぬま・しんたろう) 1980年生まれ。NUMABOOKS代表。ブック・コーディネーター。「屋B&B」共同経営者、「日記屋 月日」店主。ほか、株式会社バリューブックス社外取締役、「八戸ブックセンター」ディレクターなど、にかかわる様々な仕事に従事。「BONUS TRACK」の運営を中心に人・店・街にかかわる、株式会社散歩社の取締役もつとめる。著書に『これからの屋読』(NHK出版)など。現在は東京・下北沢と長野・上田の二拠点生活。 「日記」の空気が、時代と合ってきている ——古今東西の日記だけを扱うお店「日記屋 月日」が2020年4月にオープンしました。なぜ、日記の専門店を作ろうと思ったのでしょうか。 自分で日記をつけるのも誰かが書いたものを読むのも好きで、長い間日記に関心を持ち続けていました。その面白さをあらためて広めていく方法と

    内沼晋太郎さんが日記の専門店をオープンしたわけ 日記から生まれてくる新たな書き手|好書好日
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    s1090018 2020/06/28
  • 「しまっちゃうおじさん」誕生秘話 「ぼのぼの」作者いがらしみきおさんインタビュー|好書好日

    文:吉野太一郎 画像提供:いがらしみきおさん、竹書房 いがらしみきお漫画家 1955年、宮城県生まれ。24歳で漫画家デビュー。1986年に「ぼのぼの」連載開始。88年に第12回講談社漫画賞受賞。2019年に漫画家生活40周年を迎えた。「ぼのぼの」は単行45巻のほか、映画化2回、アニメシリーズ化2回。ぼのぼの絵『しまっちゃうおじさんのこと』などもある。その他の作品に「ネ暗トピア」「忍ペンまん丸」「誰でもないところからの眺め」「かむろば村へ」「羊の木」(作画)、「I【アイ】」など多数。 どんどん自分のイメージから離れていった ――ぼのぼのや森の動物たちの幼少期を描いたスピンアウト「ぼのちゃん」シリーズの完結編に「しまっちゃうおじさん」の誕生秘話を選んだのはなぜですか? 「ぼのちゃん」という話は結局、編のぼのぼのの話と完全にはつながっていなくて、ある程度パラレルワールドの世界ではあります。

    「しまっちゃうおじさん」誕生秘話 「ぼのぼの」作者いがらしみきおさんインタビュー|好書好日
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    s1090018 2020/05/30
  • 人の数だけ働き方がある。「生きるように働く」には? 日本仕事百貨・ナカムラケンタさん|好書好日

    文:岩恵美、写真:樋口涼 ナカムラケンタ株式会社シゴトヒト代表取締役 1979年東京生まれ。大学で建築を学び、不動産会社への就職を経て独立。2008年に求人サイト「東京仕事百貨」(現「日仕事百貨」)を立ち上げた。東京・清澄白河の拠点「リトルトーキョー」では、日々「しごとバー」などのイベントを開催しており、1階のバーがお気に入り。 日仕事百貨 独立後、時間の濃さが変わった ――ナカムラさんは「日仕事百貨」の運営を始める前はサラリーマンとして働かれていましたが、「日仕事百貨」以前と以後で、ご自身の仕事観に変化はありましたか? 劇的に変化しましたね。サラリーマンを3年7ヶ月やって、その後独立して「日仕事百貨」を始めたんですが、独立前と後では時間の濃さが全然違います。たとえば、子どものころに色々感じるものがあっても、その時はわからなかったり気づかなかったりすることってありますよね。それ

    人の数だけ働き方がある。「生きるように働く」には? 日本仕事百貨・ナカムラケンタさん|好書好日
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    s1090018 2019/01/13
  • シゴト集「おいしいデ」梅原真さんインタビュー 絶体絶命のデザインとは|好書好日

    文:浜田奈美、写真:石川拓也 梅原真(うめばら・まこと)デザイナー 1950年高知市生まれ。大学卒業後、高知のテレビ局関連会社に就職。29歳で退職し、憧れのスペインアメリカを放浪。80年に「梅原デザイン事務所」をスタート。砂浜をミュージアムに見立てた黒潮町の「砂浜美術館」や、四万十川流域の活性化を目指した「四万十ドラマ」をプロデュースするなど高知に根ざした仕事を続けつつ、秋田県のスーパーバイザーを務めるなど県外でも活躍。16年毎日デザイン賞・特別賞受賞。武蔵野美術大学客員教授。高知県香美市土佐山田町在住。 絶体絶命の状況をデザインで「逆にしたるわい」 ――ぶた、きびなご、たまごに納豆、ももにマッシュルームと、『おいしいデ』を読むと、梅原さんが実にたくさんの一次産業の生産者とシゴトをしてきたかがわかります。その冒頭で、四万十川流域で放置されていた栗山に手を入れ、再生した「しまんとジグリ」の

    シゴト集「おいしいデ」梅原真さんインタビュー 絶体絶命のデザインとは|好書好日
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    s1090018 2018/09/22
  • 朝日新聞書評

    朝日新聞で毎週土曜朝刊に掲載している読書面。 今週掲載予定の書籍を先行チェックできます。 更新は毎週月曜日!

    朝日新聞書評
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    s1090018 2018/06/13
  • コミック・ブレーク (広告特集) : 〈私のコミック履歴書〉俳優 神木隆之介さん - 朝日新聞社広告局 | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

    ■シャルルは男の中の男 ――最初にハマったマンガは何でしたか。 神木 高校1年生のとき『神のみぞ知るセカイ』を読んで以来、格的にマンガやライトノベルを読むようになりました。 ――どんなところが面白かったんでしょう? 神木 恋愛シミュレーションゲームが得意な主人公が現実の世界で女の子に告白する物語なんですけど、ケータイやメールではなく、最後は必ず直接想いを伝えるところが素敵だと思います。主人公はもともとゲームが好きな男の子だし、一見デジタルなイメージがあるんですけど、実はすごくアナログで。人の気持ちを尊重している作品です。 ――なるほど。 神木 他に好きな作品は『バカとテストと召喚獣(しょうかんじゅう)』や『涼宮ハルヒの憂(ゆううつ)』。少女マンガでは『悩殺ジャンキー』が面白いです。ラブコメとかSFっぽいのも好きですが、高校生の自分としては、いちばん気持ちが重ねられるジャンルなので基

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  • 装丁は重要 - 書痴変人さんのレビュー | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

    コミック風の装丁と書名に惹かれて読んだ【図書館で借りて】。 海外で日に関する資料入手はなかなか難しいらしい。 来は司書向けの内容であろう。詳細は興味が持てず斜め読みしたが、「お取り寄せされるニッポン」等各章のキャッチコピー風題名が秀逸。 日のガラパゴス化が言われて久しいが、の世界でも同様だったとは・・・ むしろ今までが鎖国状態で、グローバル化という黒船で開国を迫られているのが現在かもしれない。 研究の資料収集で苦労している読者には興味深いであろう。文章も平易で読みやすい。 書痴変人さんのレビューを全て見る 不適切なレビューを報告する このレビューは参考になりましたか? (0)

  • 本の記事 : 楽天、電子書籍端末を7月発売 アマゾンに先行 | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

    インターネット通販最大手の楽天が、格的な電子書籍ビジネスを7月下旬に始めることが分かった。 楽天は自社端末として「コボタッチ」を新たに市場投入する。販売価格は同機能の先行機種(1万5千円~2万円程度)よりも安い1万円前後を予定するが、さらに下げる可能性もある。「楽天市場」を通じてだけでなく、家電量販店などでも販売する。安い値段の端末を普及させ、市場全体の急速な拡大を狙う。 電子書籍を巡っては、ネット通販のライバル、アマゾンも年内には「日版キンドル」のサービス開始時期を明らかにする。楽天は自社端末を先行投入し、有利な事業展開を狙う。年内にも、他の電子書店並みの5万点程度の品ぞろえを目指す。 コボタッチは、1月に買収したカナダのコボ社の端末。世界標準になりつつある「EPUB(イーパブ)」というデータ形式を日で初めて全面採用。表示画面には白黒の電子ペーパー「Eインク」を使う。コボ社の端末は

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  • 本の記事 : アマゾン電子書籍、40社と配信合意 学研・PHPなど - 竹端直樹、山田優 | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

    出版大手の学研ホールディングスと、主婦の友社、PHP研究所など複数の中堅出版社が、インターネット通販最大手のアマゾンと電子書籍サービス「キンドル」日版の配信契約で合意した。3社より小規模な出版社を含めると合意は40社以上に上る模様だ。キンドルを巡って大手・中堅出版社の契約合意が明らかになったのは初めて。 紙のの販売で国内大手書店と一、二を争い、電子書籍でも欧米で実績を持つアマゾンは、日電子書籍市場の最重要プレーヤーになるとして命視する見方が業界内には根強い。キンドル日版の開始時期について、アマゾンのジェフ・ベゾス最高経営責任者(CEO)は先週、「年内に発表する」と語った。 学研は昨年、アマゾンの紙のの年間売り上げランキング5位。自社の電子書籍を販売するサイトを運営し、紙と電子の同時発売にも積極的で、約千点の電子書籍データを保有する。主婦の友社は早くから電子雑誌に取り組んでおり

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  • コラム別に読む : 書店員に聞く 廃虚ブームの背景 | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

    東日大震災の後、無残に壊れた建物の写真や映像を連日のように目にし、そのたびに心が痛みます。荒れ果てた建物を廃虚と呼びますが、そういえば廃虚は一時ブームにもなりました。何が人々をひきつけたのでしょうか。 ■三省堂神保町店 福澤いづみさんのおすすめ (1)病院ギャラリー [著]四谷シモン (2)澁澤龍彦ドラコニア・ワールド [著]渋澤龍彦 [編]渋澤龍子 (3)イギリスの修道院 [著]志子田光雄、志子田富寿子 ▽記者のお薦め (4)軍艦島 [著]雑賀雄二 1990年代~2000年代にかけて、閉鎖された炭鉱、工場、レジャー施設、廃駅などを訪ねる旅がブームとなり、写真集やガイドが続々出版された。炭鉱の島で、74年の閉山後、無人島となった長崎市の端島も、注目を集めた廃虚の一つだ。狭い島内に団地が林立する姿から「軍艦島」の名で知られ、荒涼とした風景の美しさは写真集などを通じて人気となり、観光地に

    コラム別に読む : 書店員に聞く 廃虚ブームの背景 | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト
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    s1090018 2011/11/14
  • asahi.com(朝日新聞社):栗本薫 はてしないサーガ-特集-ASAHI eBOOK AVENUE

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    s1090018 2011/09/13