鳥海山のふもとの豊かな自然のもとで、黒毛和牛の繁殖に取り組んでいる男性がいます。 男性は、これまでは市場価値が低かった、出産を終えた母ウシを食肉として売り出す取り組みにも力を入れています。 まだ日がのぼりきっていない、午前4時半ごろ。 にかほ市象潟町にある牛舎で、放牧の準備が始まりました。 繁殖農家の渡邊強さん。 現在、16頭のメスウシを飼育していて、この日は4頭を放牧場に連れ出しました。 約6キロの道のりを、1列になって進んでいくウシ。 放牧は、例年、5月から11月まで行われています。 一度にすべてのウシを連れていくことはできないため、日を分けて放牧していて、この日は今年2組目でした。 このウシたちが放牧場に行くのは、約7か月ぶりです。 待ち遠しかったのか、張り切って歩いたり、時には文字通り道草を食ったり。 2時間ほどかけてたどり着きました。 鳥海山のふもと、標高500メートルにある、上
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