小田急電鉄は11月1日、小田原線の複々線化工事完了にあわせて実施するダイヤ改正の内容を発表した。実施時期は2018年3月中旬の予定。平日朝ラッシュ時を中心に大幅な増発を行い、現在190%台の混雑率を150%程度まで大幅に引き下げることを目指す。 小田原線は代々木上原(東京都渋谷区)~登戸(川崎市多摩区)間の11.7kmで複々線化が計画され、工事の完成した区間が1997年以降、順次複々線化されている。残る東北沢駅付近から世田谷代田駅付近までの区間は2018年3月に完成する予定だ。これにより列車の本数を大幅に増やせることから、小田急はダイヤを一から作り直す「白紙ダイヤ改正」を計画した。 ●千代田線直通は「世田谷強化」 列車種別は「通勤急行」「通勤準急」を新設。いずれも平日朝ラッシュ時の上り方向で運転される。通勤急行の運転区間は唐木田~新宿間。途中、小田急多摩センター・小田急永山・栗平・新百合ヶ