なぜIoTなのか、トヨタ生産方式の課題から考える:トヨタ生産方式で考えるIoT活用(1)(1/5 ページ) 日本型モノづくりの象徴ともいうべき「トヨタ生産方式」。日本的な“人の力”に頼った手法に見られがちですが、実はトヨタ生産方式にもIoT(Internet of Things、モノのインターネット)は適用可能です。本連載では多くの製造業が取り入れるトヨタ生産方式の利点を生かしつつ、IoTを活用してモノづくりを強化するポイントについて解説します。 トヨタ生産方式は2つの思想から成り立ちます。1つ目はかんばん方式などを利用して「必要なものを、必要なときに、必要なだけ」つくるという「ジャスト・イン・タイム」です。そして2つ目が「自働化」です。「自動化」ではなく、ニンベンのついた自“働”化となっているのがポイントです。 これは生産ラインに携わる作業者の動きを「単なる動き」ではなく、ニンベンの付い
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