・『PCエンジンmini』の発売を記念して、往時のことを書きとめておこうと思う。……そしてこれまで一度も語ったことがない「『PCランド』幻の第1回」についても、歴史にとどめておかなくてはなるまい。 ・1987年。ゲームはまだ、わけのわからないものだった。ゲームセンターは不良が行くところだと思われていた。スーパーマリオが世界を席巻しても、ドラクエ発売日の大行列がニュースになっても、ファミコンは大人たちには「変なおもちゃ」として扱われていた。 ・その理由はいろいろ考えられるが、例えばゲームがいつまでも玩具流通でしか扱われていなかったことは大きいと思う。ファミコンのハードとソフトという、高価格でありながら無茶苦茶に(100万個単位で)売れてしまう商材が、おもちゃの流通ルートをむりやり拡大する形で流されていたのだ。 ・あるいは、ゲームの魅力を一般層に知らせてくれるテレビ番組や一般雑誌が少なく、ゲー
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