Bewaad氏との論戦シリーズ第4回だ。分かりやすく書こうとするとどうしても長くなってしまうのだが、その分読み飛ばしやすいだろうから、そのあたりはご容赦いただきたい(Bewaad氏の直近のコメントはこちら)。 ただ、余りにも長いのはなんなので、とりあえず論点整理は近日中に別記事に改めてまとめるとして、とりあえず今回は前回の議論の続きだけに集中することにしよう。つまり、「ポートフォリオ・リバランス」、日銀が国債を銀行から買い上げたら、その分銀行は株やらなにやら、その他資産の投資に乗り出すかどうかという議論だ。その他資産への投資が増えれば、それ自体で経済に流通するマネーも増えるし、資産価格の上昇も設備投資を刺激する可能性がある。その結果、インフレを起こすことが出来るということだ。 そもそも、ポートフォリオ・マネージメントとは さて、Bewaad氏は要約すると「国債への投資はそれなりのリスクを伴
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