New Phytologist誌に掲載された報告書によれば、アルゼンチンで最古の陸上植物が新発見されたそうだ(BBC)。 調査を行ったClaudia Rubinsteinさんのチームは、Rio Cappilasからサンプルとして沈殿物を持ち帰り、強い酸で汚れを注意深く取り除いたところ、化石として残っていた5種類のコケ植物の胞子を取り出すことに成功。これらのコケ植物は、茎や根のない単純構造を持ち、4億7300万~ 4億7100万 年前より陸上で繁茂していたとのこと。 それまで最古の陸上植物は、サウジアラビアとチェコ共和国で発見された4億6300万年~4億6100万年前のコケ植物とされてきたが、今回の発見で、陸上植物の始まりは1千万年以上も前に遡ることになる。