1960 年代以降、隕石から DNA 成分が発見されるケースは何件かあり、しかしこの成分が宇宙由来のものか地球由来のものかはっきりしなかったが、NASA の研究により宇宙由来である事が確実視されることとなった (NASA の News Release、CNN.co.jp の記事、doi: 10.1073/pnas.1106493108 より) 。 NASA の研究チームは炭素を多く含んだ隕石 12 種類からアデニンとグアニン、ヒポキサンチンとキサンチン、および核酸塩基に関連した 3 種類の分子を発見した。このうち 2 種類の分子は生物にはほとんど見られないことと、隕石 12 種のうち 9 種は南極で発見されたことから、宇宙で形成されたことを裏付ける根拠になるとしている。