今まで吹き替えの歌を誰が翻訳しているか気にする人なんていなかったんでしょうね。注目していただけるのはありがたいのですが、正直、少し戸惑う部分もありました。 <今年大ヒットしたディズニーアニメ映画「アナと雪の女王」で、主題歌の「Let It Go~ありのままで~」など作品中全曲の訳詞を担当。一躍、時の人として脚光を浴びた> 思いがけない大ブームでしたね。コンビニエンスストアに行くと、菓子パンの袋にエルサ(映画の主人公)が描かれていたりして、「これはすごい」と驚いたり。作品は公開されてから1度、映画館で見ましたが、訳詞と口の動きが合っているか気になってしまって、じっくりと見ることはできませんでした。こういうのを職業病っていうんですかね(笑)。 <ディズニー作品の訳詞経験は10年以上。「アナと雪の女王」の訳詞でも、登場人物の口の動きに歌詞の母音を合わせるリップシンクと呼ばれる技法を使った>