ぼてぼて茶は、出雲地方で食べられる郷土料理で、ぼてぼて茶といわれる泡立ったお茶に、黒豆、たくあん、高菜、野焼き、十穀米などの具材を投入し、飲む、というか食べる料理だ。 地元のひとが普段から食べているものではないとは思うが、松江では、お茶屋さんなどで観光客むけにぼてぼて茶をだす店がいくつかある。 もともと、たたら職人の労働食、または不昧公(ふまいこう・松江藩主松平治郷、松江市民ならみんな知ってる有名なお殿様)時代の非常食、あるいは庶民の喫茶文化のひとつとも言われているが、その由来ははっきりしない。